鉢植え摘みたてガパオで作る|鶏肉のガパオライス
Gai Pad Bai Gaprao Khai Dao|Stir fried Chicken with Thai Holy basil and Chilli, Rice with fried Egg
鉢植え摘みたてガパオで作る|鶏肉のガパオライス
やっと収穫時期となったガパオ苗。
タイのガパオとインドのホーリーバジルを数種類、
その日採れたものをミックスして使います。
花が咲いたばかりの花穂を穂紫蘇のように散らすと
揮発性の有るホーリーバジルの強い香りを放つ。
生葉も時々加えると、ホーリーバジルの全ての香り形態が楽しめる。
素揚げした葉、高温でさっと炒めた葉、生葉、花穂
全て香りが違うので、欲張りな私はその全部の香りを味わいたい。
毎朝、アブラムシやシャクトリムシと格闘するのはその為である。
うちのベランダ栽培は食用なので無農薬。
トゲを取り除いてある安全コブミカンの葉に卵を生むためアゲハ母さんが
毎日、ご近所お誘い合わせの上やって来るのです。←猫はそれを眺めるのが好き
夜はチーム・カナブンが暴走族よろしく窓ガラスにアタック。
そして、こんもり緑が多いので雨の日はスズメ達が雨宿り。←また、猫大喜び
鶏肉を粗く刻んで、強火で炒めて水気を飛ばす。
生の唐辛子+サンバルを効かせた甘辛い味を鶏肉にからめる。
赤いのはタイの大型唐辛子プリックチーファー・デーン。
ほとんど辛くないけど、パプリカに似た香りと少し甘さがあって
皮の表面はちょっとだけえぐみがある。で、これがまたお肉に合う。
インドネシアにもチャベ・ロンボクと呼ばれる似たのが有って、
ペーストにして赤い色味を利用したりする。
つややかで美しい唐辛子だけど、実が大きいから台風が来ると
あっという間に枝が折れてしまうのです。
だから今は冷凍品を購入。生の方が断然食感が良いので
日本で販売する唐辛子やパプリカの種類がもっと増えて、
気楽にお店で買えるようになるといいなー。
ごはんはタイのジャスミンライスではなく
香りのない長粒米、カオチャオ、カオカオと呼ばれるもの。
私はこっちのパラリ度が高いお米で食べるガパオ炒めが好き。
ジャスミンライスはインドのターメリックライスみたいに
お祝いごととか特別な日のイメージが有って、
毎日のごはんには飾り気のないカオカオがしっくり。
お値段が安いってのもまた、有難い。
キュウリは野性味がにじむ出来るだけ太いのが望ましい。
そして、揚げ海老せんべいも欲しい。
ガパオ炒めとごはんのとこに、海老せんべいを崩しながら入れて
カリカリの食感を楽しみながら口に運ぶ。
それから、別盛の海老せんべいとキュウリ用にそっと自家製の
激辛トマトサンバルを添える。←インドネシア式
こういうのが私と腹ペコさんの小さな贅沢なのである。