アランケーブルのブルーグリーン・タートルネックセーター
Hand Knitted Cable Pattern Raglan Sweater, 100% Wool: Blue Green
アランケーブルのブルーグリーン・タートルネックセーター
元々は自分用に編んだもので、今は妹の手元に。
ずっとベッドカバー用のモチーフ編みをしてたので
久々の棒針の手慣らしにと編み始め、こんなの編んでると
妹にメールしたところ「その色好き!欲しい」となった。
その昔、私の手編みのセーターを着て大学へ行った彼女。
クラスメートが手編みだよねと聞き、
「お姉ちゃんのセーターでしょ、勝手に着たら叱られるよ」
「私のだもん、編んでくれたんだよ」
妹に手間のかかる手編みのセーターをあげる姉など居ないと
友人は信じてくれなかった、と帰宅して愚痴をこぼされた。
それはアクリル毛糸で材料費1000円だから気軽にくれたんだ、
って言えば信じるんじゃない。と伝えたらちょっと機嫌が治った。
一般的に手編みのセーターは自分用か彼用しか無いのかな。
私は編むのが楽しいから、似合いそうな人に送って
手元にはそんなに残っていないのです。
毛糸の太さが均一だから編み目が揃ってケーブルパターンが
とてもきれいに浮かび上がる。
その分、小さなミスも目立つんだけど。
妹はマキシスカートかパンツスタイルが多いから
ウエスト周りがフィットするようにややタイトに仕上げる。
出来上がりを受け取って彼女からメールが届いた。
「似合う?」と照れくさそうなピースサインの画像付き。
こういうのが嬉しい。
- ブルーグリーンの毛糸は合太。ウール100%
- 使用した棒針は4号~6号
▼この本のP22に載ってる半袖ニットをアレンジ
和の春野菜|ワサビと菜の花のエディブルフラワー・サラダ&おつまみセット
Japanese Spring Vegetables-centric cuisine|
Wasabi leaves, Canola flower Chicory and Edible Flowers salad
ワサビと菜の花のエディブルフラワー・サラダ
買ってきたデニッシュパンにハム&チーズをサンドして
中にはさっと茹でて塩もみしたワサビの葉を隠し味に。
菜の花のブーケみたいなサラダと、紫キャベツのザワークラウトには
ローズマリーの小さな花をトッピング。
薄紫のローズマリーの小さな花をこうして集めると
小さい小さいヒヤシンスみたいだね。
冬が旬のほろ苦野菜、チコリー。
よく見るとウサギの耳みたいなホワホワの産毛。
デニッシュサンドのお隣に、花ワサビの小さな丸い葉っぱを置いて
菜の花を散らしたら、黄色のスミレみたい。
野生の黄色いスミレを見たことがあるのです。
山野草で大葉黄(オオバキ)スミレというらしい。
葉っぱも、ちょうどこんな感じで
紫のスミレを見慣れてたから、珍しくてとても可愛らしかった。
天ぷらや酢の物にできるそうですよ。あの時知っていれば…
氷の入ったグラスの向こうに写る影は菜の花と花ワサビ。
どっちも今の時期だけだから
地味だけど贅沢な大人のお花見。
↑花ワサビは八百屋さんで購入
ハーブや野菜の花は小さくてもキレイなものが多い。
無農薬のベランダ栽培だから花も気軽に食べられる。
チコリーは初夏から毎朝、涼し気なブルーの花を
ポンポンと咲かせて夏の間、三ヶ月ほど楽しめる。
こぼれ種で翌年も勝手に育つくらい丈夫。
豆苗のパックの底に残った発芽前の赤豌豆を鉢に蒔くと
あっという間に育って印象的な美しい花を咲かせる。
花を摘んでサラダに乗せようか、もう少し待って絹さやで食べようか
迷ってる間に次々と咲いて、実っていく。
豆って成長が早いんだ。
ローズマリーの花も品種で少しずつ色味が違うから
何種類か集めると、淡いブルーからパープル、ピンクと
グラデーションが楽しめるの。
あと、6月から咲く唐辛子の白い花も愛らしくて
よくサラダにトッピングする。
Japanese Spring Vegetables-centric cuisine|Wasabi leaves and Canola flower
花ワサビと菜の花の晩酌おつまみセット
八百屋さんで買うと菜の花も花わさびも、一束がけっこうな量。
なので花ワサビは辛味を出してから醤油漬けにして
ゴマを振ったり、削り節を乗せたり、ヨーグルトと和えたり。
菜の花は数品、味を変えて作ったのです。
- 菜の花のおひたし
- 菜の花とハムの塩ナムル
塩+ゴマ油+ハムのシンプルな味付け - 菜の花のピーナッツ酢味噌
フードプロセッサーでペーストにしたピーナッツ+
酢+白味噌+こぼれ梅(みりん粕) - 肉巻き菜の花
- 花ワサビの酒粕和え
別の日に食べたのは
-
花ワサビの醤油漬け
-
菜の花とちりめん山椒のだし醤油
きび砂糖+みりん+だし醤油+ちりめん山椒+
ラディッシュ+ちくわの薄切り -
細千切りカボチャと菜の花の柚子胡椒和え
色々な味を少しずつ愉しめる『小鉢もの』が大好き。
小さなぐい呑や小皿、湯呑みやグラスに盛り付けて眺めるのも幸せ。
ぬか漬けやピクルスなんかも出してきて
和の春野菜と言いながらウイスキーに合わせる、たまの晩酌。
カオマンガイ|三種類のタレで楽しむタイのチキン&ライスと冬瓜スープ
Khao Man Gai|Thai style Chicken and Rice with Winter melon soup
カオマンガイ|タイのチキン&ライスと冬瓜スープ
リーフ柄のサラダ生春巻きと一緒に作ったカオマンガイは
ナンプラー、ショウガ&ライム果汁、タオチオの三種類のタレ。
海南鶏飯、カオマンガイ、ナシアヤム・ハイナンとか
地域によって呼び名が違うチキンライス。
家で作る時は、タレの種類が多いと海南鶏飯。
タオチオを使ったタレがあればカオマンガイ。
サンバルを使ったタレがあればナシアヤム・ハイナン。
何となく、こんな感じで区別してるのです。
美味しさの秘密は鶏の脂。
そしてジャスミンライス・タレ・冬瓜スープに点在する
茹で鶏のスープストック。
鍋に残った鶏の脂とスープをジャスミンライスにぎゅっと吸わせる。
塩気の強いタレを程よく和らげるのもスープストックの役目。
その残りで大きめに切った冬瓜を程よく透き通るまで煮る。
冬瓜の表面にキラキラと浮かんだ旨味で
スプーンが止まらない味の深みへと誘い込む。
あれこれ試してみたけど、結局オーソドックスな茹で鶏が
鶏の旨味と程よい弾力も残したまま、しっとりと仕上がり、
私には一番しっくり来る作り方だった。
見た目は地味だけど、作っている間に部屋中に広がる
茹で鶏と香味野菜とジャスミンライスの華やかな香り。
鶏モモ肉は酒+塩+砂糖少々をすり込み
ジップロックに入れ常温に15分ほど置く。
▼
圧力鍋に落し蓋、鶏モモ肉+モモ骨+長ネギ+ショウガ+ガランガル+
ニンニク+レモングラス+水を加えて(香味野菜はみじん切り)
沸騰したら弱火で30秒加熱、そのまま20分置く。
▼
鶏モモ肉を氷水でさっと冷やして身を締め、水気を拭き取り
ゴマ油+ナンプラー(ニョクマム)を薄く刷毛で塗ってからラップで覆う。
スープストックは濾して浮いた脂を別に取り分けておく。
▼
フライパンに鶏の脂を入れて熱し、ジャスミンライスを炒めて脂を吸わせる。
鍋にジャスミンライス+ショウガ+長ネギ(白い部分)+塩
を加えて水の代わりにスープストックを使い炊き上げる。
▼
三種類のタレを用意。
・ナンプラー(ニョクマム)+生の赤唐辛子+ヤシ砂糖+鶏の茹で汁
・みじん切りのショウガ+長ネギ+塩+マナオ果汁(タイのライム)
・タオチオ(液状味噌)+生の青唐辛子+ヤシ砂糖+鶏の茹で汁
▼
残しておいたスープストックに
皮をむいてざっくり切った冬瓜+みじん切りショウガを加え
火が通ったらナンプラー(ニョクマム)+塩+コショウで味を整える。
余ったタレをドレッシング代わりにして食べたり、スープに加えるための
パクチーや豆苗といった葉物野菜とハーブ類を用意。
鶏モモ肉を15mm幅に切り分け、キュウリと甘酢ニンジンと共に
盛り付けして出来上がり。
- 圧力鍋で加熱する際、鶏の皮目がお湯から出て乾かないよう注意。
皮目を下にするか水量を増やす。 - 鍋の場合は水から茹で中弱火→沸騰直前に弱火にし20~30分煮込む。
フタをしてそのまま20分ほど置く。 - 鶏ムネ肉の時は脂と旨味を鶏ガラでスープをとって補う。
- タレやスープに使っているのはタイのナンプラーか、
ベトナムのニョクマム。その時に有るもので。 - マナオ(タイの小粒ライム)の代用にシークワーサー果汁を使用。
(香りの良いカフィアライムの果皮を少量加える) - 唐辛子はプリッキーヌーを種ごと使用。
- 黒豆の豆チを作る時に出来る、タオチオ風の旨味が強い調味料を使用。
- 冬瓜の皮目の方に隠し包丁を入れておくと、火の通りが早い。
「生春巻きにこのカオマンガイのタレを付けるのもいいなー」
うちで食べるごはんが大好きな腹ペコさん、今日も大満足な様子。
カオマンガイの日はリビングに入ったら、すぐに匂いで解っちゃう
やって来た途端にご機嫌だったもんね。
「ところで、飾り切りのニンジンの細かい切れっ端はどうするの?」
刻んでサラダに入れたり、スープや餃子・炒飯の具にしたり、
ジャガイモ+タマネギと加熱してミキサーでペーストにして
ポタージュにも使うよ。
「そっかー。飾り切りして無駄が出てるのかと思ったけど
ちゃんと別で使うんだね、安心した」
ごはんを蒸らす間にパパっと作る飾り切り。
甘酢にさっと漬けてあるから、ピリ辛タレの口直しにも良い。
キュウリと甘酢ニンジンは不思議と辛さが引くんだよね。
腹ペコさんは満腹の仕上げに食べると、さっぱりするんだって。