柑橘果汁尽くし|豚バラ肉のハーブ ソテーとロースト ポテト、クミン&カロンジ ライス添え

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Lemon, Young Satsuma Mandarin and Manao Lime|Citrus-centric Dish

柑橘果汁尽くし|豚バラ肉のハーブ ソテー
ロースト ポテト、クミン&カロンジ ライス添え

豚肉とポテトをシンプルな調味料で実に美味しそうに仕上げた
リコさん(id:ricohoney)の記事を読んで
どうしても食べたくなって作ったのです。

ricohoney.hatenablog.com

とは言え、迫力の骨付き厚切り豚肉は無いし、コリアンダーリーフも無い。
で、考えたのが皮付き豚バラ肉とベランダ栽培のライムバジルの組合せ。
冷蔵庫にはレモンと摘果青ミカン、タイ・小粒ライムのマナオ。
ローズマリーの枝とゴーヤの若い枝を少し摘んで準備OK。

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Pan Fried Pork Belly Rosemary and Citrus juice / Roasted Potatoes with Lemon and Herbs
Cumin and Black Cumin Seeds Citrus Rice

リコさんのレシピではフライパンで豚肉その他の材料を合わせて
少し待ってから加熱という、洗い物を増やさない合理的な調理過程。

うちの場合、ボウルで合わせてラップしてから20分程室温に置き、
シトラス果汁を吸い込んで、豚肉が白っぽくなるまで待つことに。
(豚バラ肉は脂が多いので脂が溶け出しやすくなるように)

先に豚バラ肉に焼き色を付け、にじみ出た脂で
ニンニクを軽く炒め取り出す。残りのマリネ液をソテーパンに投入。
余分な脂を落とし、旨みを全て豚バラ肉にからめて器へ盛りつける。

たっぷり使ったシトラス果汁は加熱すると、まろやかな酸味に変化。
肉の油分を軽やかにし、果糖が肉のうま味を引き出す。

シトラス果汁入り|クミン&カロンジ ライス

付け合せはシトラスの酸味とスパイスの香りがするごはん。
日本米にシトラス果汁+塩少々加えて柑橘尽くし。
小鍋でクミンシード+カロンジシードをココナッツオイルで熱し、
香りの移ったオイルごと投入し、少し固めにごはんを炊き上げる。

少量のオイル+シトラス果汁で炊き上げると、ごはんがもっちり。
カロンジが見た目に黒ゴマっぽくておこわみたいな印象。
でも香りは中東なのです。

豚肉、ポテト、ご飯、サラダにも満遍なく使われてる柑橘類の香り。
クミン&カロンジライスに青ミカンをギュッと絞ると更に旨い。
豚バラ肉に散らしたライムバジルで、もう一枚重ねられるシトラス香。

豚肉のソテーした匂いやローストしたポテトの焦げた匂いと融合して
香りの乳化も起きてるんじゃないかって気がしちゃう。←起きませんよ

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Yellow Carrot, Cucumber and Potatoes with Citrus juice salad topped with Ground Sumac

サイコロ野菜サラダ|スーマックのトッピング

お肉、炭水化物ばっかりなのでサラダを2品。
これでもか、とばかりに使うシトラス果汁。
野菜から出た旨みや甘さを潰したポテトが吸い込んで
マヨネーズだけより、うんと美味しいと思う。

角切りジャガイモ+金美人参を角切りしてさっと茹で、
同じく角切りしたキュウリをボウルに加えて
シトラス果汁+塩少々を混ぜて水分が出るまで冷蔵庫に置く。

茹でたジャガイモを粗く潰し、マヨネーズ+白コショウを合わせる。
食べる直前に角切り野菜と合わせて、
スーマック(スマック)をトッピング。

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Shredded Salad|
Daikon, Red Cabbage, Yellow and Black Carrot Salad with Sauerkraut and Bitter gourd powder 

リメイク|前日サラダにザワークラウト&ゴーヤ パウダー

残り物の千切りサラダ(黒人参葉ピクルス入り)に
大根+金美人参を足してザワークラウトパウダー+ゴーヤパウダー+
オリーブオイルを加えて仕上げに粗挽き黒コショウを少し振る。

不足した塩気はザワークラウトで補い、うま味もプラス。
ほんの少しゴーヤの苦みを感じるさっぱりしたサラダに。
トッピングのゴーヤの葉もちぎって、ホロ苦を追加。

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これね、ブログ友達のリコさんちのレシピをヒントにしたの。
塩とハーブとレモン果汁でこんな美味しくなっちゃうんだからすごいよねえ。

いつも食べてる塩・黒コショウ・レモンとゴマ油の豚バラ炒めもいいけど
今日のはすっごく新鮮に感じる。クミンのごはんと合うんだ。んまーい
レモンのせいかな、ポテトがサツマイモみたいに甘く感じるんだよね。
と、ご機嫌な腹ペコさん。

サラダも美味しーーい。

この茶色のちょっと酸っぱいのが、いいアクセントになってる。

それ、スーマックって言う中東のスパイス。
これもリコさんのオススメよ。
美味しいものいっぱい知ってるんだ、あの人。

ねえ、これとさっきのザワークラウトとゴーヤの粉、欲しい。
会社に持っていきたい。
コンビニサラダのドレッシングが不味くてさ、困ってんの。

じゃ、トマト塩付けて4点セットで500円でどうよ!

うえー、お金取るんだぁー
(ΦωΦ)ウッフフ~ じゃ、今度トマト買ってくださいな。

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079スマック(Sumac) Sサイズ 30g

079スマック(Sumac) Sサイズ 30g

 

 

自家製ツナ&フレッシュなコーンの豆乳クリームソース・スパゲッティ

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Spaghetti with Homemade marinated Tuna, Corn and Soy milk crem sauce

自家製ツナ&フレッシュなコーンの豆乳クリームソース・スパゲッティ

夕方、スーパーで値引きされてるメバチマグロの柵を買ってきて
スパイスやハーブを加えたスープで味付けし、少しオイルを加えて
粗熱を取ったら、ジップロックに移してそのまま冷蔵庫でマリネ。

出来上がったのはマグロの旨味がしっかり残る、味付きツナ。
コンフィ(オイル煮)よりもさっぱりしているから
主役より、味のある脇役的仕上がり。

粗くほぐして豆乳ベースのホワイトソースに合わせ
もぎたて粒コーンをどっさり入れて、さっと加熱。
器に盛り付け、粗挽きミックスペッパーをガリガリしたら出来上がり。 

マグロの旨みが出たマリネ液+野菜ブイヨンとドライオニオン
を加えて作るクリアなスープ、作り置きの野菜サラダを添える。

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なーんだ、ツナのクリームパスタか、と思ってたけど
旨いね、ツナ。コーンもぷちぷちで甘い、甘い。と、腹ペコさん。

ツナは半額で一冊300円弱、コーンは100円、全部使ってないから
クリームソースの材料とパスタで一人辺り160円くらいかな。
おおー、安いね。これってチーズ入ってるの?

ううん、使ってないよ。生クリームも無し。 
へー、入ってるみたいな味。
なんか見た目パッとしないから、お店のメニューに有っても
自分じゃ頼まないと思うけど、食べてみないと分かんないもんだね。

ガツガツ食べておいて、パッとしないとか、どの口で言うか。
世の中、すごい材料じゃなくても美味しいものはいっぱいあるのだ。

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翌日も同じのが食べたい、という腹ペコさん。 ←よくある。気に入ると2日連続
全く同じのもつまらないから、ちょっとだけ変更。
クリームソースを少しゆるめて、ツナをほぐして麺にからみやすくしておく。
固茹でしたパスタに吸わせ、ソースの水分を調整して仕上げたら
ミックスペッパーを多めに振り、ドライパセリをトッピング。

あれ、昨日とソースが違う。何か足した?

同じだけど、ゆるめたソースをパスタにしっかり絡めてある。
こんなちょっとした違いで、同じ材料でも味わいがうんと変わるんだよね。

普通の何てことない無いパスタに見えるのに、旨いよコレ。
腹ペコさんは、ちょっと悩んで
二日目のソースが絡んだパスタの方に軍配を上げた。

チキンの豆乳クリームソース煮&雑穀クミンライス

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Soy milk creamed Chicken with Cumin and Multigrain Rice

チキンの豆乳クリームソース煮&雑穀クミンライス

うちの常連客兼、皿洗い担当の腹ペコさん。
好物がとても多い。クリーム系のソースもそのうちの一つ。

だから寒くなるとグラタンとかクリームシチューを何度もリクエスト。
いつも牛乳や生クリームが冷蔵庫に有ればいいけど、
普段そんなに使わないのです。

で、ホワイトソース作りに出番が多いのが豆乳。
紙パック式の豆乳は常温保存可能なので、買い置きが有ればすぐ出来る。
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先日もクリーム系のものが食べたいと言われ、
鍋で野菜を煮込む間にベースのホワイトソース作り。

薄力粉を弱火で粉気が無くなるまで乾煎りして、バターを加えて炒める。
料理の種類にもよるけど、今回はバター+ココナッツオイル使用。
バターの風味は必要だけど、豆乳をベースで使う時は
バターが多いと重くなりすぎてしまうので植物系のオイルと合わせます。
そうすると生クリームを使わなくてもクリーミーな仕上がり。

豆乳を少しずつ加え、コシの有る耐熱シリコンヘラを使い
ソテーパンの側面に付いたソースも丁寧に取りながら滑らかに仕上げて行く。

ホワイトソースの注意点は粉気・焦げ付き・ダマ。 ←たぶん大抵の失敗はコレ
なので温度が上がり過ぎないよう、ちょいちょい火を止めて作業。
仕上げの見極めも大事で、水分が少な過ぎると予熱で蒸発してしまい
せっかくの滑らかさが台無しに。ゆるめの濃度で火を止めるのがコツ。

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ある程度まとまった量の方が作業しやすいので、
その日使う分と残ったソースは冷蔵・冷凍。
パスタ、グラタンを始め、チキンの煮込みとかスープに活用。

この日作った鶏ムネ肉を使った煮込みの材料を説明します。
鶏皮を外して先に低温で脂を溶かし出し、野菜を炒める。

具材は、タマネギ+ニンジン+ジャガイモ+ブナシメジ。
味付けはトマト塩+コリアンダーパウダー+ドライタイム+ローズマリー+
ローリエパウダー+粗挽き黒コショウ+ロングペッパー。

ハーブの風味に粗挽き黒コショウの刺激、そして仕上げに加える
ロングペッパーの温かみのある甘やかな香り。
匂いの粒子に色彩があったら、ポール・シニャックみたいな
少し粒の粗い点描画といったイメージか。

*トマト塩|発酵トマトを濾過した透明なエキスに粗塩を溶かし、
 乾燥させたもの。天然の味塩といったところ。

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プレートに添えたのは大根+金時人参+黒ニンジンのサラダと、
オクラ+ヤングコーン+ハイオレピーナッツのサブジ(スパイス炒め)。

チキンの煮込みに合わせた雑穀ごはんは、香りの良いクミンシード入り。
こんな組み合わせだから、欧州というよりも南アジア寄り。
ホワイトソースに加えたココナッツオイルの風味が
良い具合にアクセントになるのです。

腹ペコさんは、野菜のサブジをチキンの煮込みに混ぜ込んで
カレー風味にして味わってました。そういうのもOK。

 ▼ロングペッパーはこちらの記事にも

madhu.hatenablog.com

 

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