イスラム横丁とギリシャ風ピタ・ギロス

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Pita Gyros
Greek Lamb Kofta Kebabs with Tzatziki sauce and Vegetable wrapped in a homemade Pita Bread

タイ食材のアジアスーパーストアの買い物の際に、一緒に立ち寄るのが
新大久保駅そばのイスラム横丁と呼ばれる一角。

その通りにはスパイスを扱うお店が数件並んでいてとっても安い。
スパイスの香りと店員の風貌に、まるで旅先みたいな感覚に襲われる。
数年前は日本語があまり通じなかったけど、最近はとってもフレンドリー。

店主がレジで
「ねえ、ここの日本語チョット読んでー」←フレンドリー過ぎ
とPCの日本語の音読を依頼。漢字は読めないけど耳で聞くのはOKなのだね。
大袋しか無い時も、欲しい分量を言えば計って小袋に入れてくれる。
お店によっては、おまけして安くしてくれることも。(100円くらいだけど)

いつも真っ先に向かうお店で会計を済ませたら、もう一度別のオーダー。
入口横に有るケバブサンドのチケットを購入。
引換券をケバブのおじちゃんに渡しながら
「持ち帰りを、ダブルホットで!」とソースの辛さを伝えてしばらく待機。
トルコのケバブサンドはポケットタイプのピタに野菜と削ぎ切りした
ジューシーなお肉が入ってる。トマトベースのソースとマヨネーズ。

一度、他にお客さんが居ない時
「野菜無しでお肉だけで出来る?」と聞いたら作ってくれた。
そしたらお肉の量が多かった。野菜のスペース分、お肉が増えた?
でもソースが多かったり少なかったりムラが有るから、たまたまかもね。
「ソース、もっと辛く出来る?」って聞いたらダメだって。ちぇー

夕方からはスパイスでマリネしたバーベキューチキン(焼鳥)も
売ってるらしい。昼間しか知らないから、今度夕方行ってみたい。
と、そんな話をしていたら、友人がまたアレ食べたいと言い出した。
たまに作る、ギリシャ風ラム肉のラップタイプのピタサンド。

スパイスたっぷりのラム肉の串焼きをギリシャ風薄焼きパンのピタで
巻いたピタ・ギロスの串焼き肉バージョン。

ギリシャのストリートフードのピタ・ギロスにはフレンチ・フライが
お肉と共にギチギチに入ってるけど、ボリュームが出過ぎてとても食べにくい。
なのでうちでは一緒に添えて、具材が減る後半にザジキを追加して
ポテトもピタパンに差し込みながらモグモグと食べ進めるのです。

ちなみに本国では、ギロスじゃなくてイロスなんだって。
ま、ケフタ・コフタ・キョフテとか色々あってややこしーどすなあ。
うちのピタサンドも正確にはピタ・ケフタ…でも日本だと
ギロピタとかピタギロスの方が有名。
どこの国の言葉でも美味しければ何でもいーです、とモグモグ食べる友人。


作り方の手順ですが、味の要となるヨーグルトを用意します。
家で作るのは素焼きの壺で常温で作るクリーミーなタイプ。
最初、前後の煮沸消毒が面倒かなと思ったけどすぐに慣れた。
真冬でも電気を使わずフタ付き容器のまま置いておくだけで
簡単にヨーグルトが出来て失敗知らず。ミルク買うだけでOK。
それを一昼夜冷蔵庫で水切りし、キュウリとハーブ、
スパイスを混ぜて塩を効かせたザジキを作る。

次にケフタ:ミートボールの準備。
ラム肉を刻んでスパイスを加え冷蔵庫で半日ほど寝かせ
串に刺しガスレンジのグリルで余分な脂を落としながら
ジューシーに焼き上げる。

ピタ:薄焼きパンの生地をこねて、発酵。
成形して鉄製のタワ:チャパティパンで両面に焼色を付ける。

ベランダからローズマリー、タイムを摘んでポテトは1cm幅
少し細めにカットしてハーブ入りのフレンチフライを作る。

焼き上げたピタに
レタス+ケフタ+トマト+紫キャベツ+ザジキを乗せて巻く。
辛いのが好みなら、チリパウダーを振ると美味しい。
ザジキにレモンを添え、ハーブ・フレンチフライを添えたら出来上がり。

ちょっと準備工程が多いけど、実際の作業はピタを焼きながら
グリルでケフタを焼き、もう一つのコンロでフレンチフライを作る
といった感じで、全て同時進行なので時間はそんなにかからない。

休日のランチに作って、残ったケフタをつまみにビールとか
クリームチーズみたいにザジキをハードタイプのパンに乗せてワインも最高。
それでギリシャやトルコの映画を観るのもいいよね。

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