茹で汁で付けるやわらかな桜色｜金時草の炊き込みごはん
Kinziso Takikomi Gohan｜Japanese Rice cooked with essence of Okinawan spinach snd Ginger
金時草の炊き込みごはん｜千切りミョウガ、青紫蘇、ちりめん山椒乗せ
近くのスーパーでほんの時たま見かける変わり野菜、金時草。
水前寺菜とかパルダマ、ハンダマとか呼び名がいっぱい。
インドネシア原産とも言われていて、暖かい時期が旬。
挿し穂で増やせるから空芯菜のように茎を水挿ししておくと根が出てくる。
葉の裏側だけが鮮やかな紫色で、茹でると色が抜けてしまう。
捨てちゃうのはもったいないから、炊き込んでほんのりピンクのごはんに。
茹で汁は薄いブルー。そこに酢やレモン果汁をほんの少し加えると
パーッと紅く鮮やかに発色する。
茹で汁を重ね使いし二束ほどでかなり濃い色味。ただし、茎から粘りが出る。
赤飯のように色が付いたらいいなと思い、濃いめの汁を作って蒸してみた。
ところがこれはくすんだオレンジ色に仕上がり失敗。
結局鍋炊きごはんに使うのが一番多いのです。
茹で汁は、わずかなぬめりと微かな青葉のハーブの香り。
炊き上げたごはんは、さほど香りが残らない。
大雑把な作り方｜
さっと茹でた金時草の茹で汁を冷まして、塩+レモン果汁を数滴。
ピンクに発色した水を使いみじん切りにしたショウガを加えて普通に炊き上げる。
仕上げに千切りのミョウガ+青紫蘇を乗せる。
好みでちりめん山椒+千切りのショウガ+白ごまを加えても。
うちは雑穀ごはんだけど、今の時期ならピンクの麦とろご飯なんかいいと思う。
金時草本体はすりゴマ+醤油+みりん+ゴマ油+輪切り唐辛子でナムルに。
冷やしても時間が経ってもおいしい。
ごはんが薄味だから、小さなおかずとけんちん汁付き。
けんちん汁に使った大根やニンジンの皮で作った
レモン果汁のほんのりアジアン風な紅白なます。
そしてロマネスコカリフラワーとエビ殻ペーストの中華風炒め。
「全部食べたらダメだからね。コレ、明日お茶漬にするんだから」
そういうと思ってね、多めに炊いてあるから大丈夫。
食い意地大魔王の腹ペコさんは、翌日の残りごはんの心配までしている。
お替わりしておいて言うセリフでもないと思うぞ。
今日はまだお肉が無いことに気付いていない。
